一人旅で青森に行った際、時間に余裕があったので、二ツ森貝塚に行ってきました。
おまけで訪れた所でしたが、観光客が自分以外誰もおらず、縄文の貝塚史跡を独占。
近くにある二ツ森貝塚館(旧七戸町立天間東小学校)も訪れ、思いの外満喫しました!
それでは、二ツ森貝塚の魅力を熱く語ります。
二ツ森貝塚の魅力
二ツ森貝塚は、縄文時代前期中頃から中期後半(約5500〜4000年前)のムラの跡です。
遺跡では、15ヶ所の貝塚をはじめ、竪穴建物跡、お墓、土器、石器、釣り針などの骨角器などが見つかっていて、貝塚としては青森県で最大級の規模だそうです。
2021年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つとなっています。青森県の三内丸山遺跡が話題となった遺跡群ですね。
私が二ツ森貝塚史跡を気に入った理由は、下記3点です。
①観光客が少ない
②景色が綺麗
③二ツ森貝塚館の展示が面白い
2023年7月上旬の平日にこの史跡を訪れましたが、私の他には観光客が誰もいませんでした。山内丸山遺跡に比べて、あまり知られていないからでしょうか…。
そして、天気が良かったこともあり、青い空と森、芝生の緑、復元された竪穴建物のコントラストがとても綺麗でした!都会の暮らしに少し疲れ、緑に飢えていた私は、この美しい景色に癒されました。
正直に言うと、史跡自体には、他に何もないんです…笑。でも、それがいいんです。
史跡の景色を楽しんだ後は、近くの二ツ森貝塚館に行くことを強くお勧めします!
二ツ森貝塚館で歴史を学ぶ
二ツ森貝塚館は、貝塚史跡公園から車で2〜3分、歩いても10分ほどの場所にあります。
閉校した小学校を改修した資料館で、展示室は広くないものの、展示がシンプルでわかりやすく、見応えがあります(入館料は無料です)。
遺跡から出土した土器、骨角器、鹿角製櫛が展示されていて、土器、石器などを自由に触れるハンズオンエリアも設けられています。
たくさん展示されている土器のなかでも、私が好きなのは、こちら!
なんとも言えない表情をした人面付土器で、クスッと笑ってしまいました。
遺跡からは、ハマグリ、ホタテ、カキ、ヤマトシジミなどの貝殻、マダイ、フグなどの魚の骨、カモなどの鳥骨、シカ、イノシシなどの獣骨も出土しているそうです。食生活豊かですよね。
また、埋葬されたと考えられる幼犬の骨も展示されていて面白かったです。
展示を見終わったら、小学校の懐かしの椅子に座ってアンケートを記入。何十年ぶりかしら…。
貝塚館受付で販売されているオリジナルグッズも、可愛かったです。
二ツ森貝塚へのアクセス
二ツ森貝塚までは、最寄駅の上北町駅(青い森鉄道線)から車で約10分かかるので、レンタカーか、駅からタクシーで行くことになります。
縄文時代にタイムスリップした気分になれるので、興味のある方は、ぜひ史跡と貝塚館を訪れてみてください。
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