NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。
2023年8月31日放送の主なテーマは、副詞でした。
さまざまな副詞
副詞は、形容詞の単数形に-menteを加えることで作ることができます。
男性、女性の区別がある形容詞の場合は、女性形に-menteを加えます。
例文)Después de la reparación, la lavadora ya funciona correctamente. 修理の後、洗濯機は正しく動くようになっています。
上記例文の場合、副詞correctamenteは、動詞funcionarのそばに置かれ、「正しく動く」というように、動詞を説明する役割をもちます。
一方、sinceramente、francamenteのような副詞は、内容に対する話者の態度を表し、最初か最後に置かれることが多いそうです。また、発音するときは、前後の文との間を少しおきます。
例文)Sinceramente, quiero comer pizza. 率直に言って、私はピザが食べたい。
例文2)La última película de este director me parece un rollo, sinceramente. その監督の最新作は、率直に言ってつまらないと私は思います。
例文3)Francamente, me decepcionó mucho cuando rompió su promesa. 率直に言って、彼が約束を破った時、私はとても失望しました。
例文4)Posiblemente, el nuevo modelo de móvil saldrá a la venta el próximo mes. おそらく、携帯電話の新しいモデルは来月発売されるだろう。
副詞を使うと便利
副詞を使った表現は、以下のように接続法を使った表現に言い換えることができます。
ラジオでの例文)Sorprendentemente, esta película está siendo un gran éxito.
→Es sorprendente que esta película esté siendo un gran éxito.
*主節が価値判断を示すので、que以下は接続法となる。
例文2)Evidentemente, los niños prefieren jugar en la calle a estudiar en casa.
→Es evidente que los niños prefieren jugar en la calle a estudiar en casa.
*主節である事柄を事実として述べているので、que以下は直接法になる。
例文3)Lógicamente, tienes sueño durante el día si no duermes bien por la noche.
→Es lógico que tengas sueño durante el día si no duermes bien por la noche.
*主節が価値判断を示すので、que以下は接続法となる。
es…queの構文を使った場合、que以下が接続法か直接法か考えなければなりません。
それに対し、副詞を使うと、接続法などは気にしなくていいので、便利です。
じゃあ副詞ばかり使おうかな…と思いましたが、全ての表現に副詞が使えるわけではないでしょうし、番組では、「表現にバリエーションがあれば、同じ構文の繰り返しを避けられ、会話や文章が豊かになる」と先生方がおっしゃっていました。
どちらの表現も自然に使えるようになるのがベストということですね!
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