2023年7月上旬、青森県の田舎館村で開催されている「第30回田舎館村田んぼアート」に行ってきました。
今回描かれていたのは、棟方志功の「門世の柵」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、そして、人気漫画「ONE PIECE」の絵でした。
青森観光で弘前に行くついでに寄った田んぼアートでしたが、その完成度の高さに感動しました!
それでは、田舎館村田んぼアートの魅力を熱く語ります。
完成度が高い田んぼアート
田舎館村の田んぼアートは、1993年に始まり、第1回から第9回まで、3種類の稲を使って、岩木山と文字が描かれました。
2003年には、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」が描かれましたが、記録写真を見ると、全体的にボテっとした仕上がりになっています笑。
第1回からの作品は、田舎館村のWebサイトで紹介されています。
そんな田んぼアートも年々完成度が高くなり、作品に使われる稲の種類は、現在7色10種類になっています。
そして、2023年の第1田んぼアート@田舎館村展望台の作品がこちら!
青森県を代表する版画家、棟方志功の「門世の柵」と、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」です。
渋い…。
さらに、第2田んぼアート@弥生の里展望所では、ONE PIECEのルフィが描かれていました。
絵がうまく重なっていなくてすみません…。
しかし、田んぼアートの完成度の高さは伝わったのではないでしょうか…!
描いているのは役場の職員や農家たち
私は、今回初めて田舎館村の田んぼアートを見たので、こんなに精度の高い作品を作っているのは、専門の業者だと思っていました。
しかし、第1田んぼアートも、第2田んぼアートも、田舎館村の役場の職員や地元の農家を中心に、さまざまな人が協力して田植えをし、作り上げています。
田んぼアートの完成には、測定に約5日間、田植えに約6日間、予備日も含めて約2週間かかるそうです。
そして、秋には田んぼアートの稲を収穫して、「田植え体験ツアー」や「稲刈り体験ツアー」に参加した人たちに、おにぎりとして振る舞われるとのことでした。
田んぼアートには、古代米を含めて10種類の稲が使われいますが、食べられるのはつがるロマン(緑)だけで、古代米は美味しくないので食べないそうです。
奈良では古代米を使ったカレーなどが有名ですが、それとはまた違う古代米なのでしょうか…。
見頃は7月中旬〜8月中旬?
第1田んぼアートの会場である田舎館村展望台では、私が行ったときは案内係(役場の人?)のような人がいて、田んぼアートについて色々と教えてくださいました。
田んぼアートの一番の見頃は7月中旬から8月中旬で、稲が隙間なく成長し、作品が綺麗に見えるそうです。
私が行ったのは7月上旬の日曜日で、確かに稲の色もまだ鮮やかではなかったのですが、それでも十分楽しめました。
なにより、まだ見物客が少なく、案内係の方と話しながらゆっくり見られたのが良かったです。
田舎館村田んぼアートへのアクセス
田舎館村田んぼアートは、第1会場(田舎館村文化会館内)と第2会場(道の駅いなかだて弥生の里内)があります。
第1会場と第2会場は約3km離れていて、イベント期間中、無料シャトルバスが毎日運行されています。
電車で行く場合は、弘南鉄道「田んぼアート駅」から徒歩すぐの第2会場から行くのがおすすめです。
田んぼアート駅は弘前駅から約30分ですが、電車の本数がとても少ないので、要注意です。
シャトルバスの運行情報などは、田んぼアートオフィシャルサイトでご確認ください。
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