NHKラジオスペイン語〜「〜になる」の言い方

スペイン語

NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。

2023年9月22日放送の主なテーマは、「〜になる」の言い方でした。

ponerse

「〜になる」と表現したい時には、ponerse、hacerse、volverseを使うことができます。

番組では、それぞれの使い方の違いがしっかり説明されていました。

Ponerseの特徴
💡動詞estarで示されるような状態に変化する(estarと一緒に使える形容詞は、ponerseでも使える可能性が高い)。
💡一時的な状態の変化を示す。

例文1)Cuando vio al chico que le gustaba, Patricia se puso roja. パトリシアは好きな男の子を見た時、顔が赤くなった。

例文2)El pan se puso blando con la humead. パンが湿気で柔らかくなった。

例文3) ¿A dónde vas a ir para ponerte tan guapo? そんなにお洒落してどこに行くんですか?

どの例文も、一時的な状態の変化を示しています。

ponerseと一緒に使う形容詞は、性・数の一致を忘れないようにしましょう。

例文1では、Patriciaが女性なので、形容詞はroja、例文3は、guapoと男性形を使っていることから、お洒落をしているのは男性だとわかります。

もちろん、形容詞が複数形になることもあります。

例文)Los soldados se pusieron serios inmediatamente después de oír la noticia. その知らせを聞くと、すぐ、兵士たちは表情をこわばらせた。

余談ですが、例文2は、下記のように言い換えることもできます。

-La humedad puso blando el pan.
-La humedad ablandó el pan.

hacerse

hacerseの特徴
💡動詞serで示されるような状態に変化する(serと一緒に使える形容詞、名詞は、hacerseでも使える可能性が高い)
💡永続的な状態へだんだん変わっていく様子を示す。
💡(必ずではないが)多くの場合、意図した変化を示す。

例文1)Mateo se hizo profesor de español. マテオはスペイン語の教師になった。

例文2) A medida que fue creciendo, María se fue haciendo más habladora. 成長するに従って マリアはどんどんおしゃべりになっていった。

ponerseと同様、一緒に使う形容詞、名詞は、性・数を一致させます。

volverse

💡動詞serで示されるような状態に変化する。
💡永続的な変化を示す。
💡意図しない急激な変化を示す。→hacerseとの違い

例文1)La manifestación se volvió violenta. デモは暴力的になった。

例文2) Ana se ha vuelto adicta a los videojuegos. アナはテレビゲーム中毒になった。

例文3) (Pepe) se volvió loco por reunir “me gusta” en redes sociales. (ペペは)SNS で「いいね」を集めることに取り憑かれてしまいました。

しつこいようですが、volverseと一緒に使う形容詞も性・数を一致させます。

ponerse、hacerse、volverseの違いを文字でまとめてみても、全てを理解して使い分けるのは難しいですね(私にとっては…)。

やはり、スペイン語の文献を読むなり、テレビ、ラジオ、ネイティブとの会話を通じて、一つ一つ用例を確かめていくしかないと思います。

頑張りましょう!💪

コメント

タイトルとURLをコピーしました