NHKラジオスペイン語〜túに対する命令文

スペイン語

NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。

2023年10月5日のテーマは、túに対する命令文でした。

túに対する命令文

【番組のスキット】
¡María, espera! ¡La cueva está muy oscura!
¡Mira, papá! ¡bueyes!
¿Bueyes? ¿Pero qué dices?
¡Ven aquí! ¡Hay bueyes! ¡Míralos!
María, quédate ahí. Te alcanzo enseguida.
¿Pero qué es lo que veo? Pinturas de bisontes, caballos, ciervos…
Dime, Papá, ¿quién las ha pintado?
No tengo ni la menor idea, hija.

スキットは、アルタミラ洞窟の壁画が発見された時の会話を再現したものです。

下線を引いている箇所がtúに対する命令文です。親子の会話なので、túで話されています。

túに対する命令文は、直接法現在3人称単数形を使います。

ven、dimeは、それぞれvenir、decirの不規則形となります。

ustednosotros/nosotrasvosotros/vosotrasustedes
venir ven vengavengamosvenidvengan
decir di digadigamosdeciddigan
不規則動詞venir、decirの活用(肯定命令)

私は南米でスペイン語を学んだので、vosotrosの活用をちゃんと覚えておらず、いまだに苦手です。

アルタミラ洞窟の壁画

アルタミラ洞窟の壁画は、1879年に、Marcelino Sanz de Sautuolaと、彼の5歳の娘、Maríaによって発見されました。天井に描かれた壁画を最初に見たのは、マリアでした。

Marcelino Sanz de Sautuolaは、壁画が旧石器時代に描かれたものだと発表しましたが、当時は認められなかったそうです。

アルタミラ洞窟の壁画の価値が認められるようになったのは、Marcelino Sanz de Sautuolaの死後、1902年になってからでした。

壁画が発見されたのは1879年ですが、アルタミラの洞窟自体は、1868年頃に地元の人に発見され、Marcelino Sanz de Sautuolaも1875年に一度訪れていたようです。

詳しい話は、こちらのwebサイトをご覧ください。マリアちゃんの写真も見られます。

アルタミラ洞窟の壁画は、現在非公開ですが、マドリードにある国立考古学博物館でレプリカを見ることができます。

下の写真は、私が撮った写真です。国立考古学博物館にあるレプリカの写真だと思うのですが…もしかしたら、Museo Nacional y Centro de Investigación de Altamiraのほうかもしれません。

「牛」を表す単語がいっぱい

スキットに出てきた”buey”は、去勢された牛のことを指します。

番組では、他にも「牛」を表すスペイン語として、toro(雄牛)とvaca(雌牛)が紹介されていました。

スペインは古くから牧畜が盛んだったので、牛を表す単語が多いとのことです。

toroは、闘牛などでお馴染みの獰猛な雄牛で、bueyとは区別されます。

アルタミラの壁画を見た5歳のマリアは、¡bueyes!と言ったそうですが、どうやって去勢された牛だと認識したのでしょうか…。

さらに、子牛は、ternero/aと呼ばれます。

牧場などで、雄、雌の区別がつかない牛を見た時は、なんて言ったらいいのでしょう…。

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