NHKラジオスペイン語〜可能性を表す名詞と接続法

スペイン語

NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。

2023年12月8日のテーマは、可能性、疑いなどを表す名詞に関係する接続法でした。

【番組のスキット】
Su majestad, tengo la certeza de que si navego hacia el oeste, llegaré a las Indias.
A pesar de que insistes tanto, todavía me queda la duda de que tengas razón.
No tengo la certeza de que la Tierra sea redonda.
Claro que existe la posibilidad de que el proyecto no salga bien. Pero…
Bien, te ayudaremos.
Gracias, su majestad. Tenga la seguridad de que vamos a triunfar.

今回のスキットは、1492年にアメリカ大陸に到達したコロンブス(Colón)とイサベル女王の会話を再現したものでした。

下線部の、me queda la duda de que… (疑い)、no tengo la certeza de que…(自信のなさ)、existe la posibilidad de que…(可能性)を示す表現が、接続法を導く引き金となっています。

過去のスキットで、これの動詞・形容詞バージョンが出てきましたね。

黄色で下線を引いた箇所を見てもわかるように、同じcertezaという確実性を表す名詞が使われていても、肯定文では直説法、否定文では接続法が使われています。

-Tengo la certeza de que si navego hacia el oeste, llegaré a las Indias. (西に向かって航海すれば、インドに辿り着けると私は信じています。)
-No tengo la certeza de que la Tierra sea redonda.(地球が丸いということに、私は確信が持てません

不確かさ、疑惑は接続法を使い、確かなこと、断定できることは直説法を導くという原則が確認できます。

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現在、コロンブスがアメリカ大陸に到達した10月12日は、スペインではナショナルデー(Día de la Fiesta Nacional de España)として休日となっています。

大学でラテンアメリカの歴史を学んだ私としては、コロンブスのアメリカ大陸到達と、スペインによるラテンアメリカ統治には思うところがいろいろあるのですが、今回のテーマに関連するCNNの記事がありましたので、参考までに紹介します。

この手の話は一記事を読んで意見を語るようなものではないので、久しぶりに参考書でも読み直したいと思います。

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