NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。
2023年12月21日のテーマは、直説法も接続法もとる動詞についてでした。
【番組のスキット】
Hija, admito que estudias mucho últimamente. Estoy orgulloso de ti.
Deja de alabarme tanto. Siento que me pongo roja.
Por eso, admito que juegues a la consola.
¡Viva! ¡Te quiero mucho papá!
Jaja, pero siento mucho que te vayas a desilusionar por lo que te voy a decir.
Puedes jugar solo una hora al día.
¿Cómo? ¿Comprendes que estás diciendo una tontería?
Comprendo que no estés contenta.
Estoy orgullosa de tener un papá tan comprensivo.
今回のスキットは、ある父娘の会話でした。
黒の下線部と、黄色のラインを引いた箇所を見てみると、同じ動詞が使われているのに、que以下で直説法と接続法のどちらもとっています。
下記のとおり、単純な事実を述べる時はque以下で直説法が、願望、疑い、主観的な評価などを伝える時は、接続法が続きます。
動詞 admitir
-admito que estudias mucho últimamente.(最近よく勉強しているね)
→〜が事実だと認める=直接法。
-admito que juegues a la consola.(テレビゲームをすることを認めてあげよう)
→〜してもよいと認める=命令、許可タイプに属するので接続法。
動詞 sentir
-siento que me pongo roja.(顔が赤くなるのを感じるわ)
→単に、〜と感じるという意味で使う時は、直接法。
-siento mucho que te vayas a desilusionar por lo que te voy a decir.(残念なことに、今から言うことを聞いたら、君はがっかりするだろうなぁ)
→〜を残念に感じる、残念だと思う=主観的な評価タイプに属するので接続法。
動詞 comprender
-comprendes que estás diciendo una tontería?(自分がおかしなことを言ってるってわかってる?)
→〜という事実を理解する=直説法。
-comprendo que no estés contenta.(君が満足していないことはよくわかるよ)
→単にわかるというよりも、相手の気持ちがよくわかる、共感する=主観的な評価を表しているので、接続法。
…これ、会話の中で瞬時に区別して使い分け出来る気がしません。
ネイティブの人は、非ネイティブの人が直説法と接続法を間違って言ったときに、どのようなニュアンスで聞こえるのでしょうか。単に、「文法間違えてるな」と思って、こちらが本当に伝えたかったことを察してくれるのか、完全に間違ったニュアンスで伝わってしまうのか…。
余談ですが、今回のスキットで出てきた、 ¿Comprendes que estás diciendo una tontería?の表現が妙に気に入ってしまいました。使う機会はないと思いますが笑。
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