NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。
2023年12月28日のテーマは、接続法の過去形についてでした。
【番組のスキット】
César,tu también por aquí.
Hola Petra, no creí que vinieras. Creí que a ti no te gustaba apostar.
Normalmente no. Pero mi abuela me pidió que le comprara la lotería.
Y bueno, quisiera probar mi suerte también.
¿Ah, sí? Pues ya he probado que tengo suerte de verte.
Bueno, ojalá nos tocase la lotería a ti, a mi abuela y a mí.
Ojalá nos toque a todos.
La suerte está echada.
今回のスキットは、Loteríaの前での、CésarとPetraの会話でした。
下線部で、接続法過去形が使われています。
接続法過去形の働きは、2つあります。
①時制の一致ルールで過去形になる。
② ojaláの文で、実現性の可能性がほとんどないことを伝える時に使う。
①の例は、 no creí que vinieras.(君が来るとは思わなかった)です。軸となる動詞no creí が過去形なので、時制の一致のルールにより、接続法も過去形になっています。(no creer que+接続法)
②は、ojalá nos tocase la lotería a ti, a mi abuela y a mí.(あなたも、おばあちゃんも、私も宝くじが当たるといいわね)。この場合、ojalá の後に接続法過去が使われているので、Petraは、宝くじが当たるとはあまり本気で思っていないことがわかります。
一方、Césarのセリフである、Ojalá nos toque a todos.(みんな当たるといいね)では、接続法現在が使われているので、Césarは、「もしかすると当るかもしれないよ」と、Petraより楽観的に思っていることが伝わってきます(ojalá+接続法)。
接続法過去形の活用には、ra形とse形がありますが、ほとんどの場合、どちらも同じ意味で使えます。番組では、ra形を主体にして覚えておくといいとおっしゃっていました。
yo | tú | él/ella/usted | nosotros/as | vosotros/as | ellos/ellas/ustedes |
viniera | vinieras | viniera | viniéramos | vinierais | vinieran |
viniese | vinieses | viniese | viviésemos | vinieseis | viniesen |
スペインでは、クリスマスの宝くじ(Lotería de Navidad)が人気で、毎年12月22日に当選番号が発表されます。1等は、El gordoと呼ばれていて、賞金は400万ユーロ!(約6億円/本記事掲載時点)
私も仲間と一緒に買ったことがありますが、見事にはずれました笑。
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