NHKラジオスペイン語〜para que+接続法

スペイン語

NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。

2024年1月19日のテーマは、para que+接続法でした。

【番組のスキット】
Oh, Caperucita Roja. Gracias por venir.
Hola abuelita. ¡Pero qué brazos tan grandes tienes!
Son para abrazarte mejor.
Ah, ¿no son para que me agarres mejor?
¡De ninguna manera! ¡Qué ideas tienes!
Y la boca tan grande que tienes, ¿es para que me comas mejor?
Sí, ¡es para comerte mejor!
¡Quieto! ¡Maldito lobo! ¿Sabes que vengo con mis guardaespaldas para que no puedas hacerme daño?

今回のスキットは、赤ずきんちゃんの話でした。

赤ずきんちゃんって、Caperucita(caperuzaの縮小辞) Rojaと表現するんですね。

黒の下線部のように、para queときたら、後に続く動詞は接続法となります。

しかし、黄色の下線部を見ると、para のあとに不定詞が用いられています。

二つの違いは、下記の通りです。

💡para que +接続法:文全体の主語と、paraのあとの主語が異なっている場合、para que+接続法となる。
💡para +不定詞:二つの主語が同一、または同一と見なせる場合は、para +不定詞となる。

まずは、para que+接続法について、スキットの例を見てみます。

¿Sabes que vengo con mis guardaespaldas para que no puedas hacerme daño?(あなたが私に危害を加えることのないよう、私はボディーガードたちと一緒に来ているのよ。)

venirの主語は私、para queのあとの主語(=赤ずきんに危害を加えるもの)は狼で、二つの文の主語が違うので、para que+接続法となっています。

次は、para+不定詞の例です。

番組での例文:El lobo va a casa de abuela para comer a Caperucita Roja.

この文では、家に行ったのも狼、赤ずきんを食べようとしているのも狼で、二つの主語が一緒なので、paraのあとは不定詞となっています。

では、黄色の下線部のes para comerte mejor.(おまえを美味しく食べるためだよ)はどうでしょうか。

この文全体の主語は、la boca tan grande(こんなに大きな口)です。そして、paraに続くcomerの意味上の主語は狼なので、厳密に言うと主語は違います。しかし、ルーズに考えると、狼の口も狼も主語は同一とみなされ、不定詞を使うことが許されているとのことでした。

Youtubeで”Caperucita Roja”を検索すると、たくさん動画が出てきます。

こちらの動画の中の、¿por qué tienes ojos brillantes?¿por qué? ¿por qué? ¿por qué?🎵Son para verte mejor…🎵の歌が頭から離れません。

そして、おばあさんも狼もテレビゲームをしながら赤ずきんちゃんを待っているのがツボです笑。

余談を挟みましたが、今回のポイントは、para queときたら迷うことなく接続法!でした。

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