NHKラジオスペイン語〜no porque+接続法

スペイン語

NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。

2024年2月8日のテーマは、no porque+接続法でした。

no porque+接続法, sino porque+直説法

【番組のスキット】
¡Caramba! Tú haciendo deberes sin que te vigile nadie.
Papá, estudio no porque me lo mandes, sino porque me da la gana hacerlo.
Pero hijo, pareces otra persona. ¿A qué viene este cambio repentino?
No es que haya cambiado, sino que he nacido estudioso.
Eso me dijo mi amiga Alicia.
Ah, ya caigo. No estudias porque te guste estudiar, sino porque a tu amiguita le gusta que seas estudioso, ¿verdad?

今回のスキットは、親子の会話でした。

そして、キーフレーズは、estudio no porque me lo mandes, sino porque me da la gana hacerlo.(パパにやれと言われたからじゃなくて、僕が勉強したいから勉強してるんだよ)です。

no porque の後に接続法がきているのは、否定(no)が影響しています。

他方、sino porqueのように、理由を肯定する時は、直説法をとります。

これは、スキットに出てくる、No es que haya cambiado, sino que he nacido estudioso.(僕は変わったんじゃなくて、生まれつき勉強家なんだよ)も、同じです。

下記のように、ルールとして覚えてしまった方が良さそうですね。

💡no porque+接続法, sino porque+直説法(〜だからではなく、〜だからである)
💡no es que+接続法, sino que+直説法(〜というわけではなく、〜というわけである)

否定のnoは、porqueの直前だけでなく、その前に来ることもあります。

スキットの例文:No estudias porque te guste estudiar, sino porque a tu amiguita le gusta que seas estudioso, ¿verdad? (勉強が好きだからではなく、ガールフレンドがお前に勉強家であって欲しいと思っているから勉強するんだね)。

上記例文のnoは、estudiasにかかっているのではなく、その後のporque以下にかかっています。これはちょっとややこしい…。

sin que+接続法

否定の影響で接続法が使われるのは、sin que(〜することなく)も同じです。

スキットの例文:Tú haciendo deberes sin que te vigile nadie.(誰の見張りもなしにお前が宿題するなんて)。

補足ですが、参考書でよく見かけるsin queを使った例文も紹介します。

例)Me fui de casa sin que nadie se diera cuenta.(私は誰にも気付かれずに家を出た)

sin queときたら接続法!と覚えておくといいですね。

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