NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。
2024年3月7日のテーマは、el hecho de que+接続法でした。
【番組のスキット】
(先生)Quisiera enfatizar el hecho de que fue un español quien descubrió la neurona. ¿Sabéis quién fue?
(生徒1)Sí, profesora. Santiago Ramón y Cajal.
(生徒2)¿Son tres personas?
(生徒1)No. ¡Qué va! ¿Acaso no sabes que él ganó el Premio Nobel?
(生徒2)No, y tampoco sé lo que es esa neuro..no sé qué.
(先生)Neurona. Es la célula del sistema nervioso.
(生徒2)¿Pero dónde está esa chica nerviosa? Nunca la he visto.
(先生)Neurona es una célula. No es una chica. El hecho de que no la hayas visto, no quiere decir que no exista.
今回のスキットは、学校の授業での会話でした。
スキットでは、el hecho de que…を使った表現が2つ出てきました。
(例文1)Quisiera enfatizar el hecho de que fue un español quien descubrió la neurona. ニューロンを発見したのが、スペイン人だったと強調したいと思います。
上記例文では、ニューロンを発見したのはスペイン人という事実を述べているので、直説法が使われています。
(例文2)El hecho de que no la hayas visto, no quiere decir que no exista. 君がニューロンを見たことないからと言って、それが存在しないということを意味しません。
例文2の前に、生徒は、ニューロンを見たことがない(Nunca la he visto.)と言っています。ニューロンを見たことがないのは事実なのに、なぜ、el hecho de queのあとに、接続法が使われているのでしょうか。
番組での説明によると、el hecho de que…に接続法が使われるのは、その部分を特に主張する必要がない時とのことです。
二つ目の例文で先生が主張したいのは、「ニューロンがちゃんと存在する」という部分です。生徒がニューロンを見たことがないことは、聞き手もすでに知っていることなので、ここで主張する必要がない=接続法となっています。
まとめると、以下のとおりになります。
(el hecho de que以下の事実を)
強調したい時:直説法
強調する必要がない時:接続法
…難しい!
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