当ブログでは、投資信託への投資をお勧めしており、個別企業(AppleやSoftbankなどの個別の銘柄)への投資はお勧めしていません。
では、なぜ個別企業への投資をお勧めしないのかを詳しくご説明します。
個別企業への投資をおすすめしない理由
個別企業への投資をおすすめしない理由は、一言で言うと、個別企業の株価の予測が難しいからです。
下の図はソニーの過去30年の株価推移ですが、いわゆるITバブルにより1999年頃から株価が高騰したものの、2001年には株価が半分になり、未だ、2000年の水準まで回復できていません。
個別企業の株価は、ITバブルのように世界的な動きで上下するだけでなく、その企業独自の事情(業績低下、内部告発による不正発覚など)によっても変動します。
特に不正などの企業内部から発生する問題は、事前の予測が極めて難しい上に、発覚時のダメージが非常に大きくなることが多いです。
予測不可能なことで株価が急落する可能性があるものに投資することは、長期の資産形成には向いていません。
よく、「スティーブ・ジョブスがMacを作り始めた時に投資していればよかった」という話を聞きますが、その裏側には、アップルになれなかった会社が無数に存在しています。
アップル社のように成功し、株価が上がる企業もありますが、そういった企業はまれであり、発掘することは非常に難しいと言えます。
また、現在絶好調の企業でも、株価が上がり続ける保証はなく、20年後、30年後に同じように存在しているかどうかもわかりません。
これから10年、20年後を見据えた投資を考える上では、時にジェットコースターのような株価の動きを見せる個別銘柄への投資ではなく、安定した株価上昇が期待できるものに投資しましょう。
コメント