「最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法」
鈴木祐著
◆なぜ読んだのか◆
アラフォーになると、病気とまではいかなくても、体のあちこちに不調を感じ、メンテナンスの必要性を実感してます。
何から始めたらいいのか、科学的な根拠があることをやりたいので、読んでみました。
◆まとめ◆
現代社会の早すぎる進化に、狩猟生活してたころと変わってない体や脳が追いついていない、そのギャップから心身の不調が生まれると、読み解いている点がユニークです。
最高の体調になるには、狩猟生活に近い暮らしをすること!
原始人生活の要素を現代の生活に取り入れる方法があれこれ、エビデンス付で記載されています。
◆取り入れたのは…◆
★公園に行って緑を見ること。
公園にいくのは、こどもがいるママには日常だけど、健康のためになると思うと、満足度が上がります。2日に一回、木々の中に10分が目安だそうですが、そこまでは行けてない…
★zoom背景を森の風景に。
デジタルでも、グリーンを見るとリラックス効果があるらしいです。
植物も育ててみたいです。
★発酵食品、食物繊維を食べる。
納豆、キムチ、ヨーグルトをなるべく食べるべく、生協で定期便に。
フルーツ、キノコ3種類を一週間に生協宅配で注文。
★抗生物質、摂らない方がよい。
腸内細菌を大切に育てるためだそうです。
★トランス脂肪酸とらない。
マーガリンやめてバターにしました。
パンも裏面見てなるべく買うようにしてます。
★空気の綺麗な田舎に引っ越す。
ダイソンの空気清浄機も買ってみました。
★よく寝て、早起き。
独身時代はあんなに早起き苦手だったのに、こどもと寝落ちして、早めに起きることができるようになりました。
朝、頭の中がクリアになってるのを感じます。すぐくもってくるけど…
★集中したい時はスマホから離れる。
電源切っててもそばにあるだけで、認知能力が下がるそうです。
スマホの使用時間が長い者ほど社会不安のレベルが高いとのデータや、自宅でスマホを使い続ける人は仕事のストレスが回復しないと言うデータもあるとのこと。
★疲れてたら15分の昼寝
目をつむっているだけでも、睡眠時と似たような脳波が現れ、記憶テストの結果も向上したそうです。
★未来への不安対策に、畏怖と観察
↓
畏怖の感情を持つ
大自然や、アートやスゴイ人の人生を知ると、自分の悩みの小ささを実感します。
ポジティブな感情を引き起こし、健康や長寿に大きな影響を与えるそうです。
観察、マインドフルネス
マインドフルネスとか瞑想やりたいなぁと思いつつ、全然集中できなくて、雑念ばっかり浮かんできます。
でも、この本では
マインドフルネスな意識とは「その時の感情を自覚している」「いまの状況に集中できる」「つねに自覚的に作業を行う」といった状態と定義しています。
マインドフルネスとは心を無にするような困難に挑むことではなく、たんなるリラックスや幸福感の言い換えでもなく、スピリチュアルや宗教的な至高体験でもない、ごく日常的な意識のあり方、だそうです。
事例として、マインドフルネス皿洗いが面白かったです。
「水の温度や洗剤の泡の感覚に意識を向けながら皿洗いをしてください」と伝えたところ、全員の内面に大きな変化が起きました。たった6分マインドフルに皿を洗っただけで、不安や神経症のレベルが 27%下がり、逆に新しいアイデアを思いつく確率が 25%も上がったというデータがあります。
家事イヤですけど、マインドフルネスを意識してやったら、幸せになれそうですね。
お坊さんが寺を清めるのも、マインドフルネス効果を実感しているからなのかも、と思いました。
食事に集中するマインドフルイーティングも良いそうです。
スマホ見ながら食べるの、減らしてます。
★遊び心があるひとほど幸せになれる
仕事や家事や勉強をゲームのように遊びに変えて、楽しむ工夫が大切だそうです。
ゲーミフィケーションってことですかね。
遊びに変えようと思える心の余裕も必要ですね。
◆印象的だったこと◆
著者は、「自分の遺伝子が持つポテンシャルを最大まで引き出すこと」目標にすえ、知見を調べて実行していった点が印象的でした。
自分だけでなく、自分のこどもの遺伝子が持つポテンシャルを引き出してあげたい、引き出すのは無理でも、邪魔しないようにしたいなぁと考えました。
なんだか、並べてみると当たり前のことも書いてあるのですが、エビデンス付で紹介されてることで納得感があり、生活を見直すキッカケになりました。
他にもたくさんのコツが書かれているので、
なんとなく不調、不安を感じてる、あなた!
読んでみられてはいかがでしょうか?
文字はちょっと…という方にはマンガもありますよ。
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