投資と一口に言われていますが、投資には「株式」、「債券」、「投資信託」、「FX」、「不動産」などさまざまな種類があります。
では、初心者にはどの投資がおすすめでしょうか。
結論から言うと、「投資信託」がおすすめです。また、投資信託の中でも、特にインデックスファンドという商品をおすすめします。
当記事では、インデックスファンドとは何か、なぜインデックスファンドをおすすめするのかを順に説明していきます。
なお、投資信託にはインデックスファンド以外にも、アクティブファンドとよばれるものがありますが、こちらはおすすめしません(アクティブファンドをおすすめしない理由)。他にも、お勧めしない投資としては、個別企業の株式(個別企業への投資をおすすめしない理由)や、FX(FXをおすすめしない理由)も含まれます。
インデックスファンドとは
そもそも投資信託とは何かというと、投資のプロが自分の代わりにさまざまな金融商品(株式、債券など)を組み合わせて投資し、運用してくれる商品です。
投資信託の中には、インデックスファンドと呼ばれるものと、アクティブファンドとよばれるものがあります。
インデックスとは、日経平均株価やダウ平均株価など、市場の動きを示す指数を意味します。
インデックスファンドは、インデックス(指数)と連動した動きを目指して運用される投資信託です。
例えば、有名なインデックスの一つにS&P500があります。S&P500は、アメリカのS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が発表している、アメリカの代表的な株価指数のひとつで、米国の代表的な500社の株価を指数としています。
「S&P500インデックス・ファンド」とは、S&P500指数(米国の代表的な500社の株価)に連動する投資成果を目指して運用される投資信託です。
そのため、米国の代表的な500社の株価が上がれば値上がりし、株価が下がれば値下がりするような動きを取ります。
インデックスファンドがなぜ良いのか
投資をする際に大切なのは、長期での運用と、分散投資です。
投資信託は、複数の金融商品を組み合わせて運用されるので、投資信託への投資=分散投資につながります。
なかでも、インデックスファンドをおすすめする理由は、以下2つです。
- 長期投資により、高い運用成果を期待できること
- 運用手数料が低いこと
まず、高い運用成果とは、インデックス指数が上がっている=資産が増えているという成果を指します。
例えば下のグラフは、(基準年月を100とした)S&P500の推移ですが、下がることはあるものの、投資した年から概ね10年、20年後を見ると上がっています。
インデックスファンドはこのように各種指数と連動するため、きちんと選べば、10年、20年後にはしっかりとした利益が出る可能性が高いといえます。
投資信託に投資するに当たっては、基本的に長期の投資を想定するべきです。何故なら、長期で運用すればするほど、元本割れのリスクを抑えることができるからです。
2番目の運用手数料とは、投資当初にかかる金額(買付手数料)や、投資した金額に対して、毎年一定割合で引かれる金額(信託報酬)のことです。
長期で投資をするということは、長期間にわたって運用手数料がかかることになるため、コストは低ければ低いほど良いということになります。
ただし、インデックスファンドであればなんでも良いというわけではありません。そのファンドの運用成果、信託報酬などを確認し、投資先を選ぶ必要があります。
具体的におすすめするファンドについては、別記事(おすすめのインデックス投資3選+1)で紹介しています。
初心者におすすめしない投資
投資は時間を味方につけて、長期で運用することをおすすめします。
そのため、少なくとも10年、20年後に価値が上がっていると期待できるものに投資をすることが大切です。
上記理由により、特定の企業の株式のみへの投資はあまりおすすめしません。
なぜなら、株価の変動が大きいうえ、10年後、20年後にその企業が存在しているか予測がつかないからです。
ましてや、FXは10年、20年の長期で見ても、価値が上がるとは期待できない投資のため、絶対におすすめしません。
これらについては、冒頭のリンク先の別記事で詳しく解説しています。
まとめ
初心者におすすめの投資である、投資信託。その中でもインデックスファンドについて解説してきました。
この記事でお伝えしたかったことは、
- 初心者におすすめなのは投資信託
- 投資信託の中でもインデックスファンドである
ということです。
最初に投資をするなら、投資信託のインデックスファンドにぜひ投資しましょう。