NHKラジオスペイン語(応用編)は、講師の方々のメインテーマではない会話も面白いし、勉強になります。
自分が面白いと思ったお話、表現をまとめます。
接尾辞-izarで動詞をつくる
もともと、-izarは、personal→personalizar、individual→individualizarなど、特定の形で終わる形容詞に付いて、「〜化する」という意味の動詞をつくる接尾辞でした。
しかし、今はそこまで制限が厳しくなく、「~化する」という動詞を自由につくれるそうです。
例えば、robotizar「ロボット化する、自動化する」があります。
さらに、番組で紹介されていたのは、japonizarse「日本化する」という再帰動詞でした。
番組での例文は下記のとおりです。
¿Crees que me he japonizado mucho desde que me conociste? 知り合ってから私が日本人化したと思いますか?
Sí, sin duda alguna. ええ、間違いなく。
この例文では、ある人の考え方や行動などが、日本人のようになるというニュアンスです。
ただ、経済分野において、”japonizarse”(日本化する)が使われる時は、長い間デフレから脱却できていない、経済がうまくいっていないという、ネガティブな意味で使われるのを新聞などで見かけます。
ちょっと悲しい…。
接尾辞-earで動詞をつくる
接尾辞-earも、いろいろな単語を動詞化できます。
-jaquear:(コンピューター関連で)ハッキングする
*英語のhackから来た単語です。jaquearはすでにスペイン語に存在していた単語で、チェスで「王手をかける」という意味があります。ここに、新たにハッキングするという意味も加わりました。
-tuitear / retuitear: ツイートする/リツイートする
-chatear: チャットする
例文)Chateo con mi familia. 家族とチャットします。
-instagramear: インスタグラムで投稿する
-Googlear: ググる(Googleで検索する)
時代の流れに応じて新しい言葉がどんどん生み出されているのが、面白いです。
ちなみに、番組の塚原先生が、”kawaizar”(可愛くする)って言ったら通じる?とリディア先生に聞いたら、リディア先生は、私は問題なく理解できるわよと笑っておっしゃっていました。
通じるんだ…笑。
自分で新しい単語をつくってみるのもいいですね。
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