NHKラジオスペイン語〜丸暗記したい接続法の表現

スペイン語

NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。

2024年1月26日のテーマは、たとえ〜しようとも…などを表す接続法でした。

丸ごと覚えてたくさん使おう

【番組のスキット】
Adiós querida Ana. Dondequiera que yo vaya, no te olvidaré.
Yo tampoco, queridísimo Juan.
Digan lo que digan, no hay nada que pueda romper nuestro amor.
Prométeme volver a verme por más difícil que sea.
(Tisbea) Juan, ¡mi amor! ¿Me estás dejando?
Oh, Tisbea, nunca te voy a dejar lo creas o no.
(Aminta) Juan, ¡mi corazón! No te dejaré escapar vayas donde vayas.
Aminta, mira, es que…
(Ana) Don Juan, sea lo que sea, aquí termina nuestro historia de amor.

今回のスキットは、駅のプラットホームでのJuanとAnaの会話から、さらに女性2人(Tisbea、Aminta)が加わった、なんとも不穏な話でした。

たとえ〜しようとも…という仮定を表す言い回しには、疑い、不確かを表す接続法が使われます。

スキットに出てきたように、dondequiera que yo vaya(僕がどこに行っても)、por más difícil que sea(どんなに難しくても)、lo creas o no(君が信じようと信じまいと)もこのルールに当てはまります。

また、digan lo que digan(人がなんと言おうと)、sea lo que sea(何がどうであれ)、vayas donde vayas(君がどこに行こうと)のように、接続法を反復するタイプもあります。

番組でも先生がおっしゃっていましたが、こういった表現は、丸ごと覚えて、会話でたくさん使って覚えていくのが一番です。もちろん、主語によって動詞の活用を変える必要はありますが…。

cueste lo que cueste(どんなに苦労しても)もよく聞く表現です。

余談ですが、昨日久しぶりにペドロ・アルモドバル監督の”Volver”を見ていたら、映画の中で”donde quiera que estés”という架空のテレビ番組が出てきました。

このスキットを聞いた後だったので、習った表現が出てきて嬉しかったです。スペイン語圏の映画、テレビ、ネイティブの会話を聞いて、こういった表現を丸ごと盗んで覚えていきたいです。

Don Juanとは?

スキットのDon Juan、Ana、Tisbea、Amintaと聞いて、あっこれは…と思った人もいるのではないでしょうか。

私は全くわからなかったので、こんな会話を突然出してきて、NHKさん、どうした?!と思ったのですが笑、Don Juanは、17世紀のスペインの演劇作品に出てきた男性です。

彼はseductor(プレイボーイ)で、多くの女性を口説く人物として描かれていたので、Don Juan=色男の代名詞の一つとなっています。

ただ、彼は単なるseductorではなく、valiente(勇敢)で魅力的な人物でもあったので、モリエールの『ドン・ジュアン』や、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』のモデルにもなったとのことでした。

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