NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。
2023年11月16日のテーマは、quererなど、願望を表す動詞に接続する接続法でした。
願望を表す動詞+接続法
【番組のスキット】
Rita, ¿ya has terminado los deberes?
No me da la gana, mamá. No quiero hacerlos.
Qué cosas dices. A ver, ¿quieres que te ayude?
Quiero que los hagas tú en vez de mi.
No hija, es necesario que los hagas tú.
Prefiero que me regañe la profesora mañana a hacer los deberes hoy.
¿Así que no deseas que te demos la paga de esta semana, eh?
¿Deseáis que vuestra hija sea infeliz?
今回は、宿題をしたくない子供と、その母親の会話で、接続法のオンパレードでした。
querer、preferir、desearなどの願望を表す動詞は、接続法を導くファクターの一つとなります。
願望を表す動詞の主語(A)が、他の人/モノ(B)に〜して欲しい場合、「Bが〜する」の部分は接続法になります。一方、主語の人自身が〜したい場合、「〜する」の部分は不定詞を使います。
例えば、「私は君に手伝って欲しいです」と伝えたいときは、Quiero que me ayudes.と接続法を使い、「私は君を手伝ってあげたいです」と言う時は、Quiero ayudarte.と不定詞を使います。
スキットの中の¿quieres que te ayude?(ママに手伝って欲しいの?)は、quererの主語がtú(Rita)、ayudarの主語はyo(母親)で、二つの主語が異なっているので、接続法が使われています。黒の下線部を引いた他の文章も、二つの主語が全て異なっています。
黄色の下線を引いた、No quiero hacerlos(宿題なんかしたくない)は、望まないのも私(Rita)、宿題をしたくないのも私(Rita)で、主語が同じなので、不定詞が使われています。
スペインの学校は宿題が多い?
番組のクリスティーナ先生によると、スペインはヨーロッパの中でも子供達への宿題が多い国と言われているそうです。
冬休み(las vacaciones de Navidad)と春休み(las vacaciones de Semana Santa)は必ず宿題が出ますが、夏休み(las vacaciones de verano)は、学年の変わり目で担任が交代する時期なので、宿題は出ないとのこと。
お小遣い(la paga)については、クリスティナ先生が子供の頃は、週に100ペセタ(約100円)ほどのお小遣いを貰っていたそうです。
しかし、お小遣いを貰っていない友達もいたので、お小遣いについては家庭によるとおっしゃっていました。日本も同じですね。
遥か昔のことなので記憶が曖昧ですが、私も駄菓子が買えるほどには貰っていたと思います。
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