NHKラジオスペイン語〜職業の表し方

スペイン語

NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。

2023年9月21日放送の主なテーマは、職業の表し方でした。

-ero/-era、-or/-oraがついた職業

cocinero/cocinera(料理人)、profesor/profesora(教師)のように、「〜する人」という職業を表すときに、-ero/-era、-or/-oraといった接尾辞を使うことがよくあります。

ピザを作る人、あるいは配達をする人は、pizzero/pizzeraと呼ばれます。

また、ブログを書く人は、bloguero/blogueraと呼ばれ、こちらは比較的新しい言葉となります。

例文)Juan se presentó como bloguero especializado en temas de educación. フアンは教育テーマを専門としたブロガーとして自己紹介した。

その他、言葉自体は古くからあるけれど、最近職業として使われるようになった単語の例として、comunicador/comunicadora(記者、ラジオのアナウンサー、テレビのニュースキャスター)が紹介されていました。

-istaを使って職業を表す

-istaは、「〜する人」を表すものとして、ここ2、30年ぐらいでよく使われるようになった接尾辞です。

analista(アナリスト)、taxista(タクシーの運転手)、pianista(ピアニスト)などがあります。

-istaは男性、女性のどちらにも使えて、男性だからといって、-istoとはなりません。

例文)Pedro es analista económico. ペドロは経済アナリストです。
*男性だからといってanalistoとはならない。

-istaは特定の思想なども表す

-istaは、職業だけでなく、考え方の傾向、政治的主義思考、何かの趣味をする人も表します。

activista(社会運動、政治運動に積極的に参加する人)、animalista(動物権利運動家)、surfista(サーファー)などがそうです。

例文)Los activistas por la paz se manifestaron en frente de la embajada. 平和活動家たちが大使館の前でデモをした。

animalistaは、本来、動物を描いたり、彫刻をしたりする芸術家を表す言葉だったそうです。

また、接尾辞-istaは、特定の思想や政党、個人名、スポーツのチーム名などに付いて、「〜の支持者」という単語にもなります。

socialista(社会主義者)、comunista(共産主義者)、chavista(ベネズエラの元大統領チャベスの支持者)、madridista(レアル・マドリードの熱烈なファン)、barcelonista(FCバルセロナの熱烈なファン)など。

否定的なニュアンスを伴う言葉としては、clientelista(恩顧主義者)、derechista(右派)、izquierdista(左派)、absentista(学校や職場へ行かない人)などが紹介されていました。

absentistaは、本来、自分の所有地から離れて住む地主という意味だったものが、現在では、学校や職場へ行かない人に対しても使われます。

例文)¿Qué harías tú contra el absentismo escolar? あなただったら、不登校に対してどう取り組みますか?

英語から取り入れられ、スペイン語でも使われるようになったfashionista(流行のファッションに敏感な人)は、文脈によっては、狂信的という否定的なニュアンスも加わるとのことです。

番組の最後では、男性、女性の区別をしない、性別に中立な用語を使うlenguaje inclusivo(包括的言語使用)について説明されていましたが、こちらは別記事でまとめたいと思います。

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