NHKラジオスペイン語〜ustedに対する命令文

スペイン語

NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。

2023年10月5日から新たなシリーズ「これで完璧!接続法」が始まりました。

その名のとおり、スペイン語学習者を悩ます(?)接続法がテーマとなります。

10月5日の放送は、ustedに対する命令文の話でした。

日常会話に欠かせない命令文

【番組のスキット】
Señora, venga aquí. Tome este asiento.
Muchas gracias. Es usted muy amable.
Venga, no es para nada. Siéntese.
Uy, pero mire este letrero. Dice, “Mancha”. 
Vaya, es verdad.

上記スキットで下線を引いているvenga(来てください), siéntese(座ってください)などは全て、ustedに対する命令文です。

普通の会話で命令文がいかに使われているかがわかります。

ustedに対する命令文は、接続法現在3人称単数形を使うことで、「〜してください」などの依頼、命令、お願いを表すことができます。

番組では、接続法についてある程度知っていることを前提に話が進められていたので、ここでも接続法や活用については書きません。

活用は覚えるしかないんですよね…。

余談ですが、私は siéntenseと言いたかったのに、siéntanseと言ってしまった経験があります。ややこしい…。

間投詞としてのvenga, vaya

スキットで出てきた、venga, no es para nada.のvengaや、vaya, es verdad.のvayaは、命令の意味ではなく、間投詞(話し手が感情や反応を表現するときの単語)として使われています。

venga, no es para nada.のvengaは、「いえいえ」や、「とんでもない」という意味で、vaya, es verdad.のvayaは、「おやおや」という驚きを表していると番組で説明されていました。

またまた余談ですが、スペイン人の知り合いが、電話で話が終わって切る時に、よく「venga〜(adiós)」と言います。

このvengaは、「じゃあ」という意味でしょうか。

あまりにもよく言われるので、自分も使ってみたいと思うのですが、使うタイミングがわからなくて使えていません。

面白い掲示〜おまけ話

スキットに出てきた”Mancha”という掲示(letrero)は、ここでは、「ペンキ塗りたて(recién pintado)」を意味するそうです。

mancharはしみをつける、汚すという意味の動詞なので、”Mancha”は、「(ペンキ塗りたてなので)ここに座ろうとする人を汚します」と伝えています。

他にも、「止まれ」を表す交通標識に、”ALTO”が使われることや、日本では見られない掲示として、”PROHIBIDO COMER PIPAS”(ヒマワリの種を食べないでください)が紹介されていました。

ひまわりの種は皮を取って食べるので、小さな皮を床に捨てる人が多い=床が汚れることから、このような掲示があるそうです。

スペイン語圏に旅行したら、看板や道路標識などをよく見てみると面白そうですね!

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