NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。
2024年2月9日のテーマは、条件を表す接続法でした。
a condición de que+接続法など
【番組のスキット】
Señora Adivina, siempre que pasaba por aquí, quería preguntarle una cosa.
¿Voy a ser un gran artista?
A ver…no lo serás a menos que hagas mucho esfuerzo.
Haré todo el esfuerzo siempre que sea posible. ¿Y entonces?
La bola de cristal dice que serás pintor de la corte.
¡Voy a triunfar! ¡Viva! Y viviré muy feliz, ¿no?
Joven, a condición de que me guardes el secreto, te diré la verdad.
Este país será invadido por tropas extranjeras.
Pintarás los desastres de la guerra y de las guerrillas.
今回のスキットは、スペインの有名な画家、フランシスコ・デ・ゴヤと占い師の会話でした。。
スキットの中では、条件を表す以下の3つの表現が出てきました。
💡a menos que+接続法:〜しない限りは
💡siempre que +接続法:〜する限りは
💡a condición de que+接続法:〜という条件で
条件を表す表現では、原則として接続法を使います。
スキットの例文(黒の下線部分)の日本語訳は、次のようになります。
・no lo serás a menos que hagas mucho esfuerzo. おまえはうんと努力しない限り、そのようには(偉大な画家には)ならないだろう。
・Haré todo el esfuerzo siempre que sea posible. できる限り、全力を尽くします。
・a condición de que me guardes el secreto, te diré la verdad. お前が私に対して秘密を守るという条件で、真実を教えてあげよう。
スキットでは、siempre que+直説法の文も出てきました(黄色の下線部)。
・siempre que pasaba por aquí, quería preguntarle una cosa. ここを通る時、いつもあなたにお聞きしたいことがあったのです。
この場合のsiempre que〜は、条件を表しているのではなく、「〜する時はいつも」という意味で、過去に実際に起こったことを表しているので、直説法が用いられています。
フランシスコ・デ・ゴヤ
フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)の作品は、「裸のマハ(La maja desnuda)」、「着衣のマハ(La maja vestida)」、「マドリード、1808年5月3日(El 3 de mayo en Madrid)」など、日本でも有名なものがたくさんあります。
「マドリード、1808年5月3日」は、高校の世界史の教科書に載っていた記憶があるのですが、今でもそうなんでしょうか…?
ゴヤの作品は、プラド美術館に多く所蔵されています。なんと、1204点も所蔵しているようです(プラドのWebサイトでも作品を見ることができます)。
私がプラドで見たゴヤ作品で印象に残ったのは、「わが子を食らうサトゥルヌス(Saturno)」 です。ひいっっとなりました。
また、「砂に埋もれる犬(Perro semihundido)」を見た時は、なぜか強烈に惹かれて、絵の前から動くことができなかったです。
プラドのWebサイトでは、ゴヤに関する映像もたくさん紹介されているので、興味がある方はぜひご覧ください(映像のサイトはこちら)。
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