NHKラジオスペイン語(応用編)を聞いていて、なるほど〜と思ったことや、印象に残った表現を自由にまとめます(語学のプロではないので、間違っていたらすみません…)。
2024年2月29日のテーマは、como si+接続法(まるで〜であるかのように)でした。
【番組のスキット】
Dime nietecita, ¿porqué ese señor está detrás de un árbol como si estuviera juntando al escondite?
Es que no quiere que la chica se de cuenta de que está escondido ahí.
Y ahora, ¿porqué se pone delante de ella? Igual que si quisiera que le encontrara.
Porque quiere que lo encuentre, abuelita.
Mira, la chica se asombra como si hubiera visto un fantasma. ¿Porqué?
Porque creía que él había muerto hace años.
Abuelita, por favor. Si me haces tantas preguntas como si fueras examinadora, no puedo ver la telenovela con calma.
今回のスキットは、おばあちゃんと孫の会話でした。
下線部の例文のように、como si+接続法で、「まるで〜のように」と表すことができます。
現在のこと(まるで〜のように)であれば、como si+接続法過去形、過去のこと(まるで〜だったかのように)であれば、como si+接続法過去完了形となります。
【スキットの例文】
・¿porqué ese señor está detrás de un árbol como si estuviera juntando al escondite?どうしてあの男の人は、隠れん坊でもしているみたいに、木の後ろにいるんだろうね。
・la chica se asombra como si hubiera visto un fantasma. 彼女は、まるで幽霊でも見たかのように驚いているわ。
・Si me haces tantas preguntas como si fueras examinadora, no puedo ver la telenovela con calma. 試験官のようにそんなにたくさん質問されたら、落ち着いてテレビを見られないよ。
igual que si+接続法も、como si+接続法と同じ使い方ができます。
【例文】Igual que si quisiera que le encontrara. まるで見つけてくれと言わんばかりに…。
私が参考としている『極める!スペイン語の接続法ドリル』からの補足ですが、主節の動詞が過去形だからといって、それに続くcomo si+接続法も過去のこと(接続法過去完了形)になるとは限りません。
【参考書記載の例文】
-José habla japonés como si fuera nativo. ホセは、まるでネイティブのように日本語を話す。
-José habló japonés como si fuera nativo. ホセは、まるでネイティブのように日本語を話した。
-Ana habla japonés como si hubiera vivido en Japón muchos años. アナはまるで日本に長年住んでいたように日本語を話す。
-Ana habló japonés como si hubiera vivido en Japón muchos años. アナはまるで日本に長年住んでいたように日本語を話した。
それにしても、今回のスキットの会話は、本当にスペインの家庭のおばあちゃんと孫の会話を聞いているようで、なんだかほっこりしました。
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